若き仕立て屋の恋



以前叶姉妹の出演した映画について書いたためか、ブログの検索ワードに官能映画が該当することがありますが、そのような映画を求める際にこちらの作品(DVD)をお薦めします。

90歳を超える高齢のミケランジェロ・アントニオーニ監督のために、ウォン・カーワァイ、スティーブン・ソダーバーグ、二人の有名監督が作品を捧げた愛のオムニバス映画です。
http://www.ainokami-eros.com/aboutthemovie/prologue.html

この三作品から、映画歴の浅い者にも馴染みやすく、最も心に残った「若き仕立て屋の恋」を紹介します。

(goo映画より)

原題 : Eros
製作年 : 2004年
製作国 : アメリカ=イタリア=フランス=中国
配給 : 東芝エンタテインメント

「若き仕立て屋の恋」

キャスト(役名)
コン・リー (高級娼婦ホア)
チャン・チェン (若き仕立て屋チャン)

スタッフ (上記URLより)

(製作/監督/脚本)
ウォン・カーワァイ
(美術監督/衣装/編集)
ウィリアム・チョン
(撮影監督)
クリストファー・ドイル
(音楽)
ペール・ラーベン

ストーリー

1963年の香港。仕立屋の見習いチャン(チャン・チェン)は、師匠ジンの命令で仕立て屋の大切な顧客である高級娼婦ホア(コン・リー)の瀟洒なアパートを訪れる。

彼女の客が去るのを隣室で待つチャン。隣室から漏れる喘ぎ声に身体が反応してしまう。やがて、客と入れ替わりにホアの寝室に招き入れられたチャンは、ズボンの前を隠しながら、立ちつくすことしかできなかった。そんな彼に、ホアは「ズボンを脱ぎなさい」と命じる。驚きと当惑にかられるチャンに、彼女は優しく愛撫によって仕立て屋になるためにこの感覚を覚えておくように教える。

その日から、チャンは彼女のためにたくさんのドレスを仕立てた。最初の日のような出来事はもう起こらず、ただホアが他の男のために着飾るドレスを仕立てるだけだったが、思いを胸に込めて美しいドレスを仕立てた。

チャンは次第に仕立屋として技術を身に付けていったが、ホアはパトロンに逃げられ、仕事も減り支払いが滞ってしまう。仕立て屋の主人から集金を命ぜられ、アパートに出向くとホアは、旅行に出るから売って欲しいとドレスの山を差し出した。そして、これまでのお礼にチャンに酒を振る舞い乾杯する。数日後、チャンが集金に行くとすでに彼女は部屋を発っていた。

数年後、ジンに電話が入り久々に注文を受けたチャンは、古いホテルに彼女を訪ねて行く。ホアは、アメリカにいる愛人に会うためのドレスを仕立てるように求めるが、チャンはいままでのドレスを仕立て直せばいいと言うと、ホアは採寸するチャンの手を握りしめて泣いた。

チャンは、懸命に彼女を救うためにドレスを仕立てるが、すでにホアの願いは叶わなくなっていた。

病重いホアのために、家賃を代わりに支払うチャン。ベッドに横たわるホアは初めて会った日のことを覚えているかとたずねると、チャンは最初の日にあなたの手に触れていなかったら、私は仕立屋になれませんでしたと応える。

ホアは病気が移ると彼を押し留めるが、唯一残された手を使って気持ちに応える。(それでも次第に全身で愛情を示していった)

仕立て屋の主人の元に戻ったチャンは、ホアは空港で盛大に見送りを受けて発ったと嘘を言う。他の注文はどうしたと聞かれてもチャンは沈黙するばかりだった。(チャンの顔色からこの時、既にホアから感染していた様子だった)

**********************

古典的なラブストーリーといってしまえばそれまでですが、ウォン・カーワァイの手にかかるとエロスの表現を抑えつつも官能の匂い発つ名画に仕上がっています。短編ですが、更に二人の生い立ちを詳しく語った物語もあると嬉しいのにと思ってしまいます。

各作品の間に、イタリアのロレンツォ・マットッティ作のイラストとブラジルのカエターノ・ベローゾの音楽が挿入されるのですが、こちらも名だたる作品を盛り上げるにふさわしい官能的で素敵な映像です。


他二作品「ペンローズの悩み」「危険な道筋」は(監督には申し訳ないのですが)略していますが、また異なる愛の表現を堪能できる作品なので共にご覧になって頂けると嬉しいです。


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ありがとうございます(*^-^*) 良質なオムニバス映画の紹介も今後増やしていきたいです。
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