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不思議な上映館

架空の映画館を夢に見ました。

夢だったので、内容はちょっと不条理劇のよう。

殆ど鑑賞価値なしのつぶやきですが、よろしかったらどうぞ。



■不思議な上映館


その映画館は、古色蒼然たる建物の何階分かを占めている。

そこで知り合いの映像作品の上映があり、低く垂れこめた曇天の黄昏時、
迷路のような街路で迷ったあげく、ようやく到着。
すぐ客席に座ればよいのに、ひどい眠気を催し、
備え付けの仮眠室?で眠っていたら、いつの間にか何作品もの特集上映が
終わっていた。

館内の椅子に座って話をしている、
最後まで残っている観客の中には、自分の友人の姿も。
珍しく、連れがいて話をしている。
話し掛けようと思ったが、彼らしくなく日焼けして更にプラチナブロンドに
髪を染めていたので、声を掛けられず諦めてしまった。
外出先で彼に言葉を掛けられなかったのは、これで二度目だ。

仕方がないので、ロビー出口に居た上映館の主人と暫し会話をする。
来客のデータを収集していると言い、レトロ調に写真をとってくれ、
またいらっしゃいと温かい言葉を掛けてくれた。
外に出て振り返ると、僅か数十秒前の会話が嘘のように、鉄扉や鎧窓を
堅く閉じて闇に浮かぶ館。

最終電車はとうに出てしまい、人気のなくなった街を暫く歩いて、
安全そうな、地下鉄の通路にある休憩スペースで泊まることにする。
同じく終電を逃した女性ばかりの居る、趣味小物や花が飾られ、
ゆったりした椅子もある、意外と明るい仮宿で過ごす深更。
気付いたら、さっきから同じ時を指したままの壁時計。
単に時計が止まっているだけなのだろうが、そうでなければ果たして朝は来るのだろうか。






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ありがとうございます。

思いつけば、創作小話を書くことが好きです。あまり推敲しないので、読みづらくて済みません。映画・小説レビューの合い間に時々書きたいと思っています。



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裏庭/梨木香歩



裏庭 (新潮文庫) [文庫]
梨木 香歩 (著)

文庫: 412ページ
出版社: 新潮社 (2000/12)
発売日: 2000/12

ストーリー(Amazonより)

昔、英国人一家の別荘だった、今では荒れ放題の洋館。高い塀で囲まれた洋館の庭は、近所の子供たちにとって絶好の遊び場だ。その庭に、苦すぎる想い出があり、塀の穴をくぐらなくなって久しい少女、照美は、ある出来事がきっかけとなって、洋館の秘密の「裏庭」へと入りこみ、声を聞いた―教えよう、君に、と。少女の孤独な魂は、こうして冒険の旅に出た。少女自身に出会う旅に。


『りかさん』に続き、ご紹介する、
梨木香歩さんの作品。

西洋の民話と日本の昔話をベースにしています。
子供向けのようでいて、大人の方が入っていけそうな(それでも根気がいる)重く、深い内容なので、何度も読み込まないと、理解しにくい所があります。
主人公である照美や家族の現実と、バーンズ屋敷の大鏡から入る裏庭の世界を、文体を変えて綴っているのが特徴的です。

頭に片割れの珠をしまっているというテナシ、他の物語にも類似の人物をみかけたことがあります。
ちょっと怖い話だったような..
テナシはテナシのままではなく(そうであればいたたまれないですが)、後半に銀の手になるのが、救いです。映画にするなら、ここは映像化したい場面ですね。

『指輪物語』も探求、克服する物語ですが、ゲームのように純粋に異世界を楽しめる部分がありました。『裏庭』は、なかなかのんびりとぶらぶら歩きができない世界で、常に困難を克服する努力が必要です。それだけに、物語の終盤は、照美をはじめ家族など主な登場人物はそれまでの弱く、凡庸な姿から心身がかなり変化しているなと思います。

『裏庭』読了後、むかし親戚の叔母さんの家があった、横浜の山手周辺を思い出しました。(場所が曖昧なので、済みません)
外国人の邸宅が数軒周囲にあって、明るい髪色の子供が遊んでました。
本作のバーンズ屋敷同様に、この情景、なつかしいです。


まだ未読の方に、本書に似ていると(個人的に)思う小説、ミヒャエル・エンデの『鏡の中の鏡』もお薦めです。
本書よりもっと分かりづらく重たい話ですが、一度読んでみて欲しいです。




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ありがとうございます。梨木さんの作品は、西洋風の児童文学がよく知られていますが、私は『りかさん』『家守綺譚』等の、日常や和を尊ぶ作品に惹かれます。自分自身は不思議探求や冒険が譚好きだと思っていますが、実は普段とあまり変わらない日常か、あるいは少しだけ異なる世界が好きなのでしょうか。



ギター弾きの恋



原題 : Sweet And Lowdown
製作年 : 1999年
製作国 : アメリカ
配給 : ギャガ・コミュニケーションズ

(goo映画より)
キャスト(役名)

ショーン・ペン (Emmet Ray)
サマンサ・モートン (Hattie)
ユマ・サーマン (Blanche)
グレッチェン・モル (Ellie)
アンソニー・ラ・パグリア (Al)

(以下、ストーリー共Movieウォーカーより)
スタッフ

監督 ウディ・アレン
製作総指揮 ジェイ・イー・ボークレール
製作 ジーン・ドゥーマニアン
脚本 ウディ・アレン
撮影 チャオ・フェイ
美術 サント・ロカスト
音楽 ディック・ハイマン
衣装(デザイン) ローラ・カニンガム・バウアー
字幕 古田由紀子
その他 リチャード・ブリック 、 レティ・アロンソン

ストーリー(ネタバレゴメン)

1930 年代、シカゴ。派手で目立ちたがり屋のエメット・レイ(ショーン・ペン)は、才能あふれるジプシージャズのギタリスト。音楽に身を捧げる一方で、娼婦の元締めをするなど裏社会でも顔のきく破滅的な人生を送っていた。女遊びも激しい彼だったが、ニュージャージーの浜辺でナンパした口のきけない娘ハッティ(サマンサ・モートン)と出会って以来、2人は付き合うようになる。しかし、やがてエメットは上流階級の美女ブランチ(ユマ・サーマン)に惚れ、ハッティと別れてブランチと衝動的に結婚してしまう。だが派手好きな2人の夫婦関係は破局が目に見えており、案の定、ブランチはジャズ・クラブの用心棒アル(アンソニー・ラパグリア)との不倫に溺れてゆく。裏切りと失意の中で空虚な日々を送るエメットは、やっと本心に目覚め、自分に本当に必要だったハッティを求めて再びニュージャージーを訪ねるが、彼女はすでに他の男と結婚していたのだった。

レビューは、こちら

エメットが、ユマ・サーマンと用心棒が同乗する車に潜み、警官に追われる何度か異なるストーリーが展開する場面、どれも笑えて面白いのですが、なんだか散漫な印象が。どれかひとつにしてもらえたらいいのだけど。

昔フェリーニの『道』を鑑賞しています。
似たストーリーの本作と比較する評が多いですね。
『道』は勿論コメディではなく悲劇だから、哀しみも海のごとく深い。
主人公のエメットは『道』のザンパノより乱暴で愚鈍ではないし、ハッティへの想いも持ちつつ我が人生を風来坊に生きている、ビターなコメディに仕上がってます。


冴えない男の代表だったショーン・ペンの自己評価上昇と共に、口のきけない娘を演じたサマンサ・モートンの印象が、原題のSweetという言葉のごとく、甘く忘れがたく秀逸でした。彼女の他出演映画もチェックして見たいと思っています。原題のもう一方のLowdownは、言わずもがなエメットですね。






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ありがとうございます。W.アレン次回鑑賞作品は、レコメンドしている方の評価を参考に、『カイロの紫のバラ』にしようかと考えてます。タイトルによっては、正直好みでないものも多くありそうなのですが、あまりに高名なためか何を見ても、どこか嫌いになれない映画作家です。

お薦めドキュメンタリー映画とZoetrope【noir】

公開中(予定)のお薦めドキュメンタリー映画と、フランシス・フォード・コッポラ監督の短編集Zoetrope【noir】の感想です。


○8/6まで、東京は神保町岩波ホールで公開中、東海・関西は8/7から。

『パリ20区、僕たちのクラス』

2008年カンヌ映画祭パルムドール受賞作。
24人の国籍も多彩な生徒達と、先生の白熱する生身のやりとり。
ローラン・カンテ監督は、一人ひとりの個性を観察しながら脚本を書いたそうです。(朝日新聞記事より)


○東京都中野区東中野のポレポレ東中野にてモーニング上映中、8/20まで。

『朱鷺島 創作能「トキ」の誕生』

先日珍しくこちらのローカル映画番組で紹介されていました。
2009年公開のドキュメンタリー『面打』の三宅流監督作品。
30を超える能舞台がある新潟県佐渡市、能楽に関心ある方は是非。


○8/21〜9/10まで、ポレポレ東中野でロードショー。

『月あかりの下で』

埼玉県にある定時制高校(現在は閉校)の、生徒と先生による貴重な記録映画。
文京区のホール上映を逃してますので、今度は鑑賞必至。
数々のドキュメンタリー映画やTV番組等を手がける映像制作会社「グループ現代」製作。



Zoetrope【noir】



ゾエトロープ(noir) (BOOK PLUS) [単行本]
フランシス・フォード コッポラ (著), Francis Ford Coppola (原著), 小原 亜美 (翻訳)

単行本: 278ページ
出版社: 角川書店 (2003/09)


F.F.コッポラ監督による短編小説集の三作目。

第一作のように、ふたたび監督による序文があるのが嬉しい。
これは、映画ファンならずとも必ず読んで欲しい文章。

その中で、特に印象的だった作品を紹介。

●アリシア・エリアン『You』

ストーリー前書きの紹介通り、ユーモアのあるエロティックな文体。
教師なら生徒にこんなことをやって欲しい、と思ったりして。
これを読んだら、フランス語の発音やシンプルな音叉がなまめかしく感じます。


●カレン・E・ベンダー『金のためなら』

欧米のメディアに君臨する、誰かをモデルにしているような内容。
彼に引き取られる病弱な少女が痛々しい。
手がけるゲーム番組が少々古めかしくステロタイプかも。
果たして少女と迎える最期は幸福だったのか、ラストシーンが劇的。


●デイヴィッド・ベニオフ『それぞれの獣の営み』

作者の脚色による『The 25th Hour』が映画化されている。
兵士の主人公は無慈悲ではないのだが、最年少ゆえ仲間にそのような行動を強いられる。最初に登場する紫の首輪の犬が象徴的。
文中にあるように、殺される老婆が若い女性なら、という想像は止めよう。
彼女が語る悪魔の話は、映画であれば美しい劇中劇として深く記憶に刻まれるだろう。




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ありがとうございます。紹介した映画のうち、『月あかりの下で』は特に年代の若い方にお薦めです。元となったTVのドキュメンタリーは確か見た覚えがあるので、ご存知の方もいるでしょう。個人的に、いつのまにか手がけている番組を見ているといった感のある制作会社「グループ現代」は要注目です。
プロフィール

にゃん★たろう

Author:にゃん★たろう
こだわりの映像作品(DVD、劇場映画、TV)他についての感想と雑記です。

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