『キャタピラー』試写に参加しました

8月公開のベルリン国際映画祭最優秀銀熊賞(最優秀女優賞)受賞邦画、若松孝二監督の『キャタピラー』を新橋の国映(TCC)試写会で観てきました。


早い時間に、追加上映があったのですが、事前に夜の回にtwitter経由で申込をしていて、運良く監督が来られて貴重なお話と質疑応答を聞くことができました。(ご高齢ゆえ悪天候による体調不良が心配でしたが、お体が丈夫なのに感心しました)


父母の出身地と自身の出生地が宮城県石巻市ですが、若松監督も、宮城出身なんですよね。(ズーズー弁が、なつかしい)
仙台から50キロの村出身だと語っておられました。
(メモ取り忘れてしまい残念、夢中で聞いてましたから。)

twitterやこちらで簡単に試写の感想を書いてますが、ネタバレになるので一般公開後に詳細なレビューを書きたいと思ってます。

『キャタピラー』公式サイト
http://www.wakamatsukoji.org/

もうTCC試写会の様子が載ってますね、嬉しいです。
映画上映、監督のお話、質疑応答と他にない贅沢な内容を堪能させて頂きました。


巨匠の作品、初鑑賞でしたがすごーく良かったです!
(黒沢並みも大げさでない評価)
戦争映画なのに、馴染み易い文体で書かれた本のように自然に浸透しました。
寺島しのぶさんの銃後の妻の姿が美しい。
エンドロール、広島原爆の(これも幻想的で美しい)絵が背景になり、元ちとせさんの曲が主題歌で流れてるのでそれも必見&必聴です。


どうぞ皆様、8月14日全国公開なので、前売り買って是非ご覧になってください、よろしくお願いします。先行上映で既に観ている方も、再度の鑑賞をお薦めします。
(生意気にも映画の回し者になってます)


(2010/08/03更新)
Blogリンク頂いている菱沼康介監督から伺いましたが、『キャタピラー』撮影助手の満若勇咲さんが、短編ホラー怪奇幻想映画祭に出品された菱沼監督作品でも撮影を手がけているそうです。
さりげなく選んで観た映画が、思わぬご縁に繋がると嬉しいです。


(2010/08/05更新)
若松監督と寺島しのぶさん、戦争について語る。(ウォーカープラス)

(2010/08/17更新)
試写会での感想をUpしました。
Yahoo!映画

(2010/08/21更新)
キャタピラー『撮影報告』撮影師・辻智彦さんのブログより

満若勇咲監督 田原総一朗ノンフィクション賞 ダイジェスト版動画


(2010/08/28更新)
ヒデヨシさんのレビュー更新は『キャタピラー』です、どうぞ。



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ありがとうございます。映画『キャタピラー』鑑賞を機に、『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』はじめ若松監督の過去作品も観てみたいと思っています。



若松孝二監督、突然の訃報の報道に、フィルモグラフィーを開いて見入っています。
来年、千年の愉楽の上映まで渾身の作品群を(DVD or あれば映画上映で)巡ってその生涯を尊び、ご冥福をお祈りすることにします。
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アートシアター新宿

2、3日前の朝日夕刊の『追憶の風景』というコラムに、映画配給会社のATG(日本アートシアターギルド)プロデューサーの葛井欣士郎氏(葛は、正確には下の部分が違います。漢字が上手く変換されず失礼します)の文章が載っていました。

葛井欣士郎氏について ウィキペディア

ATGとは 同じくウィキより

1961年にATGが結成されて、翌年誕生したアートシアター新宿文化は、当初無名の欧米映画や前衛演劇を上映、あるいは上演したそうです。それでも100人以上の行列ができ、演劇では劇場を幾重にも取り巻いた熱心な観客に恵まれました。

装飾は飛び込みで依頼した岡本太郎氏という贅沢さ。
黒とグレーの内装を基調に、金茶の絨毯、金の窓枠や手すりなど欧州の劇場か、幻想夢のようです。
現在は、映画館や劇場はシンプルな内装が主体なので、もう叶わない試みでしょうか。

68年にはデモ隊と機動隊の衝突で、血だらけの学生を地下の劇場『蠍座』にかくまったと書かれています。
現在では何とも無謀な群集にしか思えませんが、当時は闘志溢れる学生が多かったのだなと想像させます。

この映画館やATGについて、全く無知でいたことを恥じ入ってしまいました。
今さらながら、筆者の著書を購入して歴史を紐解いたり、ATG映画もレンタルで借りられる作品から徐々に鑑賞して行きたいと思っています。

・映画はウィキペディアを参考に。
・葛井氏の著書
『アートシアター新宿文化 消えた劇場』 創隆社 1986
『遺書 アートシアター新宿文化のすべて』 葛井欣士郎,平沢剛 河出書房新社 2008
・参考文献
『ATG映画を読む 60年代に始まった名作のアーカイブ』 佐藤忠男 フィルムアート社 1991
『ATG編集後記 回想の映画人たち』 多賀祥介 平凡社 1995

※ATG映画の上映や関連するセミナーもあれば、調べてみたいです。






20代前半に、隅から隅までぴあの映画の上映スケジュールの項目を見て、詳細がわからないながらも好奇心にかられ、古い建物のアートシアター新宿(記事と同じ場所か不明ですが)に何度か足を運びました。上映作品は『アンダルシアの犬』『ルシファー・ライジング』のような欧米の単館系かアングラ的な映画だったと思います。
現在はこの映画館は無くなっていますね。歴史ある映画館で、僅かながら上映作品を鑑賞できて幸運でした。




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ありがとうございます。60年代のアートシアター新宿のように、今日らしいシネマ&シアターコンプレックスがあればいいのにと日頃から思っています。シネコンのような、ビッグな建物ではないことが条件です。既存の建物のリフォームでも良いので、そのような建築プランを練っている方、よろしくお願いします。

りかさん/梨木香歩

ブックマーク登録のヒデヨシさんが、先ごろ『家守綺譚』のレビューを書かれていたので、その著者である作家梨木香歩さんの著作を再読しています。

書棚には、梨木作品が何冊か並んでいたのに、いつのまにか『りかさん』のみが残っていました。『家守綺譚』と『からくりからくさ』は紛失してしまったようです。(TV脇の小棚にあった『裏庭』はまた別な機会に。)

そこで、二作品はまた古書でも買い求めることにして、まずは『りかさん』から。

新刊時の新聞広告では、すっかりおどろなホラーと勘違いをして、実際に購入して読んでみたら『りかさん』と呼ばれる日本人形と主人公のようこが織り成す、何とも昔懐かしい体裁のお話でした。(雛祭りの人形や青い目の人形にまつわるストーリーには、怖い部分もありますが)

おばあさんに贈られた人形が流行りのリカちゃん人形でなく、黒髪の市松人形なのでがっかりする主人公のようこ。

同梱の説明書通りに世話をしながら、次第に不思議なりかさんに馴染んでいく。

りかさんによって、自宅にある雛人形の言葉がわかるようになり、登美子ちゃんの家に飾られている人形達の歴史や哀しみを理解してゆくようこ。寡黙な汐汲の台座に隠されていた西洋人形の経緯は、真に迫っていて心痛む話でした。

この物語から思い出すのは、友人から借りて読んだ山岸涼子の漫画です。
こちらはもっと陰に篭って、怖い話ですね。


この本で私が好きな場面は、物語のラストにかけて主人公がおばあさんと(りかさんも)一緒に、切られて枝だけ残った桜の老木を染めるところです。

植物染めのアクは悲しいと語る、おばあさん。
だから澄んだ差別をして、ものを見極めないといけない。
どんな差や違いでもかわいいと思うと、アクは悲しくなくなる。

仕上がった縮緬(ちりめん)は、桜なのに、淡紅梅の色合い。

ここは、本編でも特に読んで頂きたい個所です。

たしか、続編の『からくりからくさ』でも染色をする個所があると思いますが、自分でも不器用ながら草木染めをしたくなってしまいました。併録の『ミケルの庭』は、出来れば『からくり〜』と一緒に読むことをお薦めします。




りかさん (新潮文庫) (文庫)
梨木 香歩 (著)



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ありがとうございます。映画にもなった『西の魔女が死んだ』は未読です。著書によってかなり雰囲気が異なり、まだ全作を読破してみたいとは思わないのですが、梨木さんは女性作家の中でもすぅーっと肌に馴染む自然性を持っている方だという気がします。

百万円と苦虫女

いつか見たいと願っていた蒼井優さんの映画、ようやくレンタルで見られました。

その前に、これから観たい作品をリストアップ。

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
シスタースマイル ドミニクの歌
SR サイタマノラッパー2 〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜
ぴあフィルムフェスティバル2010

このなかのひとつでも映画館またはホールで観られるように。
時間は空いても、二時間座れるか否か、当日の体調(貧血)で多くは諦めてしまうので。




百万円と苦虫女 [DVD]
出演: 蒼井優, 森山未來 監督: タナダユキ

(Movie Walkerより)
スタッフ

監督 タナダユキ
企画 前田浩子
プロデューサー 前田浩子 、 木幡久美 、 田中正
脚本 タナダユキ
撮影 安田圭
美術 古積弘二
照明 石田健司
音楽 櫻井映子 、 平野航
音楽プロデューサー 緑川徹
録音 白取貢
編集 宮島竜治 、 菊井貴繁
ヘアメイク 竹下フミ
キャスティング 前田浩子
助監督 塩崎遵
スクリプター/記録 沖弘美
主題歌 原田郁子
スタイリスト 申谷弘美
製作担当 阿部豪
ラインプロデューサー 森井輝
アソシエイトプロデューサー 中村聡

キャスト

佐藤鈴子 蒼井優
中島亮平 森山未來
藤井春夫 ピエール瀧
ユウキ 竹財輝之助
佐藤拓也 齋藤隆成
喫茶店ホワイトの店主・白石 笹野高史
嶋田久作
モロ師岡
石田太郎
キムラ緑子
矢島健一
斎藤歩
堀部圭亮
平岩紙
江口のりこ
悠城早矢
弓削智久
藤井絹 佐々木すみ江

(allcinemaより)
【解説】
 「花とアリス」「フラガール」の蒼井優が、百万円貯まる毎に見知らぬ町に移り住み、生活をリセットしていくヒロインを演じたオムニバス風コメディ・ドラマ。人付き合いが苦手で、百万円を貯めては、海へ、山へと土地を転々とするヒロインの心模様をホロ苦くも温かに描き出す。共演は「世界の中心で、愛をさけぶ」の森山未來。監督は「赤い文化住宅の初子」のタナダユキ。

 短大を卒業したものの、就職できずにアルバイト生活を送る21歳の女性、佐藤鈴子。ひょんなことから警察沙汰の面倒を起こしてしまい、実家に居づらくなった彼女は、家族の前で“百万円貯まったら出て行きます”と宣言、以来バイトを掛け持ちして懸命に働く日々が続く。そして百万円が貯まると、宣言通り実家を後にして、誰も知らない土地へと旅立つ鈴子だったが…。

映画の感想はこちら

コメディといえば、コメディなんでしょうが、みていて辛くなる...
TBSラジオの番組、小島慶子さんのキラキラでレギュラー出演のピエール瀧さんが本作に出演されているのを知らずに見て、思わぬ収穫でした。
朴訥な桃農家の息子役の彼が、寄り合いで発言する姿に、思わず拍手を送りました。年齢差はあれど実直な息子だし、美味しい桃が食べられるし農家の嫁になっても。って展開は全くありえないかf^^;




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ありがとうございます。このところ午後は急な風雨または雷が続いて、高温多湿の気候もあり身体がいうことをききません。我知らず表情が苦虫女になっていたかも、反省。百万円稼げるならよいのですが、給与は最低;どうにかしないと。
プロフィール

にゃん★たろう

Author:にゃん★たろう
こだわりの映像作品(DVD、劇場映画、TV)他についての感想と雑記です。

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